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2008年10月

2008年10月25日 (土)

大恐慌になるのかな

インデックス投資に慣れてくると、株価が急落しようが為替が動こうがあまり関心はなくなります。長期的な経済成長を頼りにインデックスを毎月定額積み立てるだけなので、世間で株価暴落を大騒ぎしていても、次の買い付けは安く買えるなぁ、ぐらいの感想を抱くぐらいが関の山です。

ただ、相場の変動に一喜一憂しなくなることは、腰を据えて投資を続けるうえでは大切なのですが、相場の動きに示される世界の大きな変化について、うっかり見逃してしまうおそれもあります。(逆に、相場に張り付いている人は、過度に悲観的になったりするのかもしれませんね。)

インデックス投資は、長期的な世界経済の成長(=株価上昇)を前提にしていますが、それだけではありません。暗黙のうちに、現在の経済活動に深く関わる法律や制度、あるいは権力の所在などが、今後とも同じように続く、とみています。

しかし、実際に20世紀に起こったことを並べると、イギリス帝国の凋落、社会主義経済圏の形成と崩壊、世界大戦による富と生命の暴力的破壊など、想定しがたい事件が相次いでおきています。日本でも、敗戦で社会の構造ががらりと変わるとともに、預金封鎖と通貨切替、資産課税や農地解放など、所有権を侵害する施策も実施されました。

要するに、インデックス投資法が成功するためには、世界が平和で日本も米国も破産しない、ということが必要なわけです。

しかし、ひとたび体制的な危機が生ずると、たとえ何億円持ってたってダメです。他ならぬ国家が所有権を(あるいは生命をも)侵害するのですから、国家権力を動かす力を持つごく少数者しか、安全ではいられません。

小生も含め、庶民大衆は、小金に頼るのではなく、時代の変化を受け入れて、新しい状況下で生きるすべを、一から考えねばならないようです。

貯金が0になったりすることは、耐え難い苦痛ですが、世の中に確実なものはない、万一のときは自分の能力(脳力)だけだ、という覚悟しつつ、楽観的な未来(日経平均が4万円を超えるとか)を期待したいものです。

 

・・・いろいろ難しいことを考えたのは、枕元でこの本を読んだせい。

「金持ちになる条件とは」「格差社会が崩壊する日」といった章が大変に面白く、著者の狙い通りに鬱々しました。 (;´Д`)アワアワ

2008年10月19日 (日)

読書の秋

相場は大荒れですが、穏やかで気持ちのいい季節になりました。休日の日中は家族サービスに従事せねばなりませんが、子供が早く寝付く分、夜は静かに読書できます。

そんなわけで、本棚を埋めている筋悪の投資本は一斉処分して、歴史や自然科学の良書に親しむ予定です。おすすめ本がありましたら、ぜひご教授ください pig

 

それにしても、「株価下落で大丈夫ですか」と心配そうに(または嬉しそうに)何度も質問されますが、お生憎様。お金の具体的な話はしない主義ですし、小生の投資法について聞きたいのなら、ボーグルの『マネーと常識』を推薦するだけです。

 

 

原題の Common Sense Investing に込められた意味を、しっかり理解したいものです。

2008年10月13日 (月)

REITに対するの考え方の見直し

数日前に、上場REITのニューシティ・レジデンス投資法人(NCR)が破綻しました。借入金の借り換え及び物件取得のための新規借入を金融機関に断られたからだそうです。

報道を耳にして以来、これまで読んだ投資本のREIT部分を読み返し、いろいろ考えたのですが、結論として、

 

REITはハイリスク商品である

 

という結論に達しました。理由は、以下の3つです。

第1に、借入金によるレバレッジをかけているため、金利変動リスクはもとより、NCRのように金融機関の融資姿勢如何で、キャッシュフロー破綻を起こす可能性があること。

第2に、破綻時には不動産を投売りするおそれがあり、しかも投資法人債が優先弁済されるため、投資口が0円になるおそれがあること。(上場廃止時点でのNCRの株価で確認できるでしょう。)

第3に、単純な事実として、東証REIT指数の下落幅がTOPIXよりも大きいこと。

 

幸いにもREITへの多額の投資はしていませんでしたが、「ミドルリスク・ミドルリターン」とか「破綻しても不動産があるから大丈夫」といった主張がいかにいいかげんなものであったか、今になってわかったということです。

その点では、山崎元氏が一貫してREITにおける「情報の非対称性」「利益相反」「金利リスク」をとりあげ、REITの投資リスクは大きいと論じてきたことは、氏の見識の正しさと、個人投資家に対する良心的なスタンスとを、改めて示したように思います。

チキンな小生としては、ETF(1343)を小額ずつ積み立てることはあっても、売買益や配当利回り目的で多額の投資をするのは控えることにします。(1343も売買高が小さいので、しばらくは様子見の予定ですが。)

 

2008年10月12日 (日)

天井3日、底3年

前にベア(下げ相場)は急にやってくると書きましたが、他にも「天井3日、底3年」という格言もあります。

利食いは早めにということですが、文字通りに読めば、一旦下がった相場はなかなか浮上しないという経験則にもなります。言い換えれば、高値で売るのは難しいが、安値で買うのはさして難しくない、ということです。

とすれば、直近の株や債券、REITの安値をみて慌てて買い出動する必要はなく、数年にわたる低迷相場を見越して、ゆっくり拾ってゆけばよい、ということになります。

未来のことはわかりませんが、市場に参加する人間の心理がそれほど変わりないならば、先人の経験則は参考にすべきでしょう。

先の記事で「そわそわしている」と書きましたが、格言で自戒し、相場に拘泥せに粛々とドルコスト法で積み上げることにします。(アロケーションは下落の激しい日本株式+REITを重視する方向に切り替えますが。)

 

もっとも、格言自体に「底100日」という別バージョンもあり、粛々と積み立てるのが正しいかどうかはわかりません。そうした市場の先行き予測を一切捨て去るところに、ドルコスト法の真髄があるのかもしれませんねdog

2008年10月 4日 (土)

相場の下落にうずうず

米国では金融安定化法案が成立したようですが、ここ最近の相場の下げっぷりには感心しています。「ブル(上げ相場)は階段を上って来るが、ベア(下げ相場)は窓を突き破って逃げる」(?)とかいう格言を思い出しました。

さて、急落した相場ですが、小生は幸いにもレバレッジ1倍なので、あわてて手仕舞う必要はありません。大借金もなく、生活費も給与所得で賄えます。

となると、配当利回りが5%を超えたり(10%超もザラ)、PBR1倍割れ銘柄が続出したりと、株もリートも大バーゲン中なので、むしろ個別の銘柄を物色したくなります。

現在の投資法は資産形成を重視したインデックス型投信の積立オンリーですが(学資はゼロクーポン債)、せっかくの相場急落。大やけどしない程度に、配当や優待を少しは楽しんでみようかな。。。dog

 

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