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買いたいときは(2)

買物についての続きです。

小生つねづね、実物資産を買うとき(投資)と、消費財を買うとき(消費)とでは、購入の判断基準が違うのではないかと、考えています。

ここで実物資産とは、インカムゲインがあるか、あるいは売却等によりキャピタルゲインが得られるものです。不動産のように両方得られる資産もあれば、貴金属や美術品、アンティークのように後者だけが得られるものもあります。金融資産ほどには(中古)市場が整備されていないとはいえ、鑑定や交渉が適切に行われれば、ほぼその価値に応じた価格で取引されます。

他方、消費財は、もっぱら消費の用に供される対象であり、一度使われた瞬間に、価値が大きく損なわれてしまいます。自動車の場合はまだしも中古車市場が整備されていますが、それ以外の物となると、家電にせよ紳士服にせよ、質屋かフリマで二束三文で買い叩かれるのがオチでしょう。

ですから、資産の場合は、購入価格と利回り(あるいは収益及び復帰価格の割引現在価値の総計)を比較して、割安であれば高くても買い、ということになります。他方、消費財の場合は、とにかく安く買うのがよいわけです。

もちろん、資産購入といっても、小生のごとき庶民は、まずは市場価格と流動性が明快な金融資産(それも預貯金や国債、インデックス連動投信といった単純なもの)だけに集中すべきで、実物資産なぞまだまだ先の話です。アンティークや美術品となると、生涯縁がないでしょうねぇ。。。(嫌いではないのですが)

その意味では、資産と消費財の区別などしても仕方ないのですが、しばしば悩ましいときがあります。家電や家具、服飾や靴といった耐久消費財(適切な用語です!)を買うときがそれで、期間あたりのコストなどを考えてるうちに、頭が混乱してきて、ついブランド物や高規格製品に手が伸びてしまいます。

そんなときに、「これは資産か、それとも消費財か」と、自問自答するだけで、ずいぶん冷静になれます。そして、消費財であることを承知の上で、機会費用や必要税込み所得を計算した上で、それでも買わねばならないことを、まずは確認するわけです。

ただし、消費財を買うからには、できるだけ安く買う、という鉄則ははずせません。

そこで、いくつか工夫しているのですが、それは次回に。

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